沖縄最古の歌謡集・おもろさうしにも謡われた、正門・裏門の石造りのアーチ門が美しいグスク。城内の友利御之嶽(とむいぬたき)が、東御廻りの拝所。

沖縄最古の歌謡集・おもろさうしにも「ちゑねんもりぐすく」と謡われた古いグスク。

自然石を積んだ古城(くーぐすく)とアーチ門を備えた切石積みの新城(みーぐすく)の二つの郭からなっている。

古城は天孫氏(てんそんし)の時代に、新城は尚真王(しょうしんおう)の時代に築かれたという伝承がある。

城内には低い石垣で囲われた友利之嶽(とむいぬたき)があり、ここが東御廻りの聖地となっている。

城外には石畳道をはさんで古屋敷が点在し、知念按司(ちねんあじ)墓や知念ノロ屋敷跡も残る。

知念グスクは中世から近代までの複雑な建築物が城内外で見られることが特徴で、最近の調査では、13〜15世紀を中心とした土器・輸入陶磁器・銭貨・金属製品・骨類などの遺物が出土した。

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