琉球三山統一を果たした尚巴志の祖父・佐銘川大主が祀られている御嶽。現在の場所は移転地で、イビ御嶽ほか5つの拝所が点在する。
琉球三山統一を果たした尚巴志(しょうはし)ゆかりの地。
伊平屋島から佐敷に移り住んだその祖父・佐銘川大主(さめがわうふぬし)は、この場天御嶽に祀られている。
ここは、以前は上場天御嶽と下場天御嶽の2つの拝所であった。上場天御嶽は神名「サメガア大ヌシタケツカサノ御イベ」。佐銘川大主はここに小屋を建てて、漁をして暮らしていたという。
一方、下場天御嶽は神名「コハツカサノ御イベ」。佐銘川大主の息子・苗代大比屋(なーしるうふや)、すなわち後の尚巴志の父・尚思紹(しょうししょう)が生まれた場所だといわれている。
イビ御嶽ほか6つの拝所が点在。東御廻りでこの地を拝するのは、王国と深く結びついた聖地としてはもちろん、先祖が使った御水に感謝するためとも語られている。
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